日本の年中行事の中に「夏越の祓(なごしのはらえ)」という行事があります。「茅の輪」と呼ばれる大きな輪が全国各地の神社の登場し「茅の輪くぐり
(ちのわくぐり)」を行います!一体どういう行事なのか、皆さんは知ってますか?また「水無月」という和菓子を食べる地域もあります。
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夏越の祓 なごしのはらえ どんな行事なの?
1年の前半を締めくくる行事!
- 「夏越の祓」は6月のみそか!つまり6月30日です!
- その年の前半の「けがれ」を祓って、残り半年の無病息災を祈る行事です!
- 日本各地の神社では大きな「茅の輪」を作ります!
- この「茅の輪」をくぐると「けがれ」を祓うことができると言い伝えられています!これが「茅の輪くぐり」です!
- また、白い紙でできた「人型(ひとがた)」に息を吹きかけたり、「人型(ひとがた)」で体をなでることで、「人型」に「けがれ」が移ると言い伝えられています!
- そして、その「人型」を神社に奉納することでお祓いされ、残り半年を無事に過ごせるのだそうです!
夏越の祓 なごしのはらえ 茅の輪ってなに?
茅の輪のスタイル
- 「茅の輪」は読んで字の如し、「茅(かや)」でできています!
- 「茅の輪」の大きさは直径1.5m~大きなもので直径5.0mまで様々!
- 2本の竹を立て、この「茅の輪」を取り付けます!
- 「茅の輪」の上部には竹から竹へ「注連縄(しめなわ)」が渡されます!
- 「姫縄(しめなわ)」には神社でおなじみのヒラヒラした白い紙、「紙垂(しで)」が適宜付いています!
- これが「茅の輪」のスタイルです!
- この「茅の輪」をくぐることで「けがれ」を祓うことができると言い伝えられています!
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夏越の祓 なごしのはらえ 水無月ってなに?
行事食「水無月」というお菓子
- 米粉で作った「ういろう」という白色の生地を三角形に整えて、その上に小豆(あずき)をのせたお菓子が「水無月」です。
- 特に京都では6月30日夏越の祓に食べられているお菓子がこの「水無月」です。
- とはいえこのお菓子を「皆好き」かどうかはわかりません!(^-^)
- 小豆(あずき)をのせるのは赤色には魔除けの力があるとされているためです!
- 昔「宮中」では、冬の氷を丹波の氷室に保存し、その「氷」を6月1日に食べる風習があったそうです!
- 昔は氷はなかなか手に入るものではなかったので、その氷の代用品として庶民が考えたのがこの「水無月」というお菓子だったのですね。なるほど、白い生地を三角形にすることで氷のイメージに近づけたのですね!
まとめ
- 「夏越の祓」は6月30日!
- 日本各地の神社では大きな「茅の輪」が登場します!
- 「茅の輪」をくぐることで「けがれ」を祓うことができると言い伝えられています!
- 白い紙でできた「人型」に「けがれ」を移し神社に奉納しお祓いする風習があります!
- 「夏越の祓」には「水無月」というお菓子を食べる風習があります!
- 「夏越の祓」は、その年の前半の「けがれ」を祓い、残り半年の無病息災を祈る行事だった!
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参考文献「冠婚葬祭のすべてがわかる一覧表」