チョコレートやココアには虫がつきやすいとよく言われますが、はてさてそれは本当なのか?虫がつきやすいとすればそんな虫がつくのか、虫がつかないようにする方法。対策はあるのでしょうか?
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どうして?なぜ?チョコレートには虫がつきやすいの?
チョコレートには虫がつきやすいのは本当なのか?
本当です!人間が食べて「マイウー」な食べ物、当然、虫が食べても美味しいわけで、穀類や乾物などの食品だけでなくビスケットなどのお菓子にも虫がつきやすいということになります。
ましてや甘~い独特の香りがするチョコレートは、虫たちにとって大好きな食べ物ということになりますね。
ではチョコレートにつく虫は何処でつくのか?
チョコレートやココアは、現代ではしっかりと衛生管理されている工場で製造されているので、その工場で虫(幼虫や卵)が入ることは普通に考えて「無い」といえるでしょう。
ではどこで虫たちは混入するのか?
当然、しっかりとパッケージングされているので、そのパッケージを開けてから、と考えるのが普通だと思います。
お菓子につく虫は、屋外・室内のどこにでも生息していて、一般家庭の家の中に高確率で生息していると考えられます。
そうです、チョコレートやココア粉末にいる虫たちは、みなさんの家の中でチョコレートやココア粉末に入り込むのです。
チョコレートにつく虫ってどんな虫なの?
ではチョコレートやココアにつく虫の正体
ではチョコレートやココアにつく虫とは一体何者なのでしょうか?
チョコレートにつく虫には、次のような昆虫がいます。
-
「コクヌストモドキ」は、米粉や小麦粉、お好み焼粉、たこ焼き粉、お菓子などに良く発生する害虫です。
赤茶色で細長い体形の甲虫だとコイツ!「コクヌストモドキ」です。
体長は3~4mm 体の表面の光沢は少ないです。 -
ココアにつく虫で代表的なのは、「タバコシバンムシ」という虫ですが、乾燥食品を好み、特にタバコ草に大きな被害を与えます。
赤茶色で楕円形、丸っこい印象なのがコイツ!「タバコシバンムシ」です。
体長は1.7~3.1mmです。
「タバコシバンムシ」長い名前ですが、「タバコの葉」を良く食害する「シバンムシ」の仲間ということで、「タバコシバンムシ」という名前がつけられたのです。
「タバコの葉」を食べちゃうと生き物は死んじゃうのが普通なんですが、この「タバコシバンムシ」は毒物に耐性があるようで、死なないんです!
いっそのこと「(タバコシナンムシ)に改名したほうが覚えやすいのになあ。」などと思うのは私だけでしょうか・・・
ちなみに日本で見かける「シバンムシ」は、この「タバコシバンムシ」が最もポピュラーとされています。 -
他には、「ノシメマダラメイガ」「スジマダラメイガ」がいます。
これらは名前の通り「ガ」の仲間で、小さいときはもちろん「芋虫」形で、成虫は二等辺三角形の形をした小さな蛾になります。
これらは、いろいろな食品に発生します。チョコレート、ナッツ類、ビスケットなどが大好物で、よく鼻が利くので、お菓子や食品の臭いを感知してやってきます。お菓子や食品のパッケージのほんの小さなすきまから入ってきたり、チョコレートのアルミ箔や外装フィルムを食い破って入り込みます。
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チョコレートにつく虫は食べても大丈夫?害はないの?
チョコレートにつく虫たち自身には毒はありません
虫自体には病原菌や毒素など、人体に有害なものは無いので、万が一、これらの虫が入っているのに気付かず食べてしまっても、人体に直接的な害は無いとのことです。
チョコレートに虫がつかないようにするにはどうすればいいの?防虫方法・防止方法はあるの?
- 開封したらタッパーなどの密閉容器に移し替えて、できるだけ早いうちに食べてしまいましょう。
- 直射日光の当たらない、涼しい場所に保管することも重要です。
- 虫は極々小さななすきまからでも入り込むので(ジップロックでもしっかり封ができてないと入り込む可能性があります。保管・保存には十分な注意が必要です。
まとめ
- チョコレートやココア粉末にいる虫たちは、みなさんの家の中でチョコレートやココア粉末に入り込むことが多い
- チョコレートにつく虫には「コクヌストモドキ」「タバコシバンムシ」「ノシメマダラメイガ」「スジマダラメイガ」などがいる
- 虫自体には病原菌や毒素など、人体に有害なものは無い
- チョコレートは開封したらタッパーなどの密閉容器に移し替えて、できるだけ早いうちに食べる
- チョコレートは直射日光の当たらない、涼しい場所に保管することも重要
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