時間貸しコインパーキングでの料金、特に最大料金をめぐってのトラブルが多発しているという。いったいなぜトラブルが発生するのか?原因を調べてみました。
時間貸しコインパーキングの最大料金でトラブル多発!そのトラブルとは?
時間貸しコインパーキングでの料金トラブルのよくあるパターン
「最大24時間1000円」の表記に飛びついてしまったのだが、実は!
「最大24時間1,000円」ということは2日駐車しても2,000円!
と思って駐車!
しかし、支払いの段になって驚愕!
24時間超過分の駐車料金が、通常時間貸し料金「1時間400円」で計算されていた!というパターン。
「※24時を過ぎると通常料金が加算」という表記が明記されていれば、見落とした利用者側の責任となるが、明記されていない場合や、小さい文字で書かれていて見え難い場合があるようで、これがトラブルを巻き起こしているようです。
「当日最大料金1,000円」+「入庫から24時まで」の表示を勘違いしてしまった!
「当日最大料金1,000円」+「入庫から24時まで」の表示を「入庫から24時間まで」「入庫から24hまで」と勘違いしてしまうパターン。
お昼過ぎに駐車(入庫)して、翼日お昼前に「さて帰ろう!」と出口で清算したら、びっくり仰天!
「24時間以内だから1,000円でOKだな。」と思っていた駐車料金が、夜中の24時以降は時間貸し料金の400円で計算されていた!というパターン!
これは完全に早とちりの勘違いなのだが、非常に悔しい!
これもまた、分かりにくいところに小さく「入庫から24時まで」などと書かれていた日にゃあ、怒り炸裂するのも無理はないですよね。
「年末年始」「お祭り」「イベント・催事」の時には「一日最大料金適用外」だった!
普段は安いのだが・・・「年末年始」「お祭り」「イベント・催事」の時には「一日最大料金適用外」とするコインパーキングもあるので要注意です。
しかも、時間貸しの料金も普段の「400円」から「600円」と設定が変わっている場合があるので注意が必要です。
「区間最大料金」を「一日最大料金」「24時間まで最大料金」と勘違いしていた!
この場合は「区間最大料金」、つまり「8時間まで最大600円」「12時間まで最大900円」などの表記を、「1日最大」「24時間まで」のくくりと勘違いしてしまうパターンです。
都心部では数時間以内の利用者が多いためか、このような表記の駐車場はよく見かけますね。
時間貸しコインパーキングの最大料金でトラブル多発!看板表記を見落とすな!
時間貸しコインパーキングの看板を良くよんで読んで勘違いを防ごう!
表記例その1:入庫後12h毎最大料金700円※最大料金は繰返し適用
パーキング例1:「駅前1」の表記
100円/30分(9:00~24:00)
100円/60分(0:00~9:00)
入庫後12h毎最大料金700円
※最大料金は繰返し適用
「駅前1」のチェックポイント
- 最大料金設定はあるが、設定が「入庫後12時間」である点。
- 最大料金は繰返し適用される点。
- (9:00~24:00)(0:00~9:00)どちらの時間帯も「100円」であるが、(9:00~24:00)は30分で100円、(0:00~9:00)は60分で100円と変化する点。
表記例その2:24時まで最大料金 1000円(平日のみ)24時を過ぎると通常料金が加算
コインパーキング例2:「駅前2」の表記
200円/20分(8:00~24:00)
100円/60分(24:00~8:00)
24時まで最大料金 1000円(平日のみ)
※24時を過ぎると通常料金が加算
「駅前2」のチェックポイント
- 24時まで最大料金 1000円(平日のみ)、これが危ない!
「24hまで」ではなく、「24時まで」となっている、これは夜中24時を越えると通常料金で計算されるということ! - 「※24時を過ぎると通常料金が加算」という表記が、上記の意味です。
つまり、「14時」に駐車したとすると、翌日の「13:59分」に出庫すれば24時間以内だから「1000円」でしょ!と思ったあなた、アウトです!
「hまで」ではなく「24時まで」と書いてありますから夜中の24時以降~翌日「13:59分」までは通常料金適用です!つまりこういう計算になります。14:00~24:00(24時まで最大料金 1000円(平日のみ))+24:00以降~翌8:00(100円/60分) +8:00以降~13:59(200円/20分)
1,000円+800円+3,600円=5,400円 の駐車料金となるのです。(ただし平日)
- 更によく見ると「24時まで最大料金 1000円(平日のみ)」、「平日のみ」とありますね。この場合「土・日・祝日」は適用外ということにも注意が必要です。
- 時間帯で料金設定が違う点。(8:00~24:00)は20分で200円、(24:00~8:00)は60分で100円と変化する。
表記例その3:平日のみ9:00~18:00の間:最大800円
コインパーキング例3:「空港前中央」の表記
100円/30分(9:00~18:00)
100円/20分(18:00~翌2:00)
100円/60分(2:00~9:00)
平日のみ9:00~18:00の間:最大800円
「空港前中央」のチェックポイント
- 最大料金は「800円」と安いが、「9:00~18:00の間」である点に注意!
しかも適用されるのは「平日のみ」です。「土日祝」は適用外です。 - 時間帯も3種類設定されていますね。
表記例その4:入庫後24h以内:最大900円※24h超過後は通常料金が加算
コインパーキング例4:「空港前北」の表記
100円/20分(8:00~22:00)
100円/60分(22:00~翌8:00)
入庫後24h以内:最大900円
24h超過後は通常料金が加算
「空港前北」のチェックポイント
- この駐車場で一番注意するポイントは、「24h超過後は通常料金が加算」というポイントです。
- 「入庫後24h以内:最大900円」と良心的な駐車料金設定ですが、二日以上駐車する場合は高くつきます。
- 「24h超過後は通常料金が加算」とありますから、24h超過後は下記の料金で計算されます。
100円/20分(8:00~22:00)
100円/60分(22:00~翌8:00)
表記例その5:「デイタイム最大料金」「ナイトタイム最大料金」
コインパーキング例5:「空港前南」の表記
200円/30分(8:00~20:00)
最大1,100円
100円/60分(20:00~8:00)
最大400円
「空港前南」のチェックポイント
- このコインパーキングのポイントは、最大料金設定が時間帯で2種類あることです。
- 「(8:00~20:00) 最大1,100円」 、「(20:00~8:00)最大400円」大きく分けて昼間と夜間です。
- 時間貸しの料金設定は「2種類」で平均的と言えます。
- (8:00~20:00)が、200円/30分 、(20:00~8:00)が、100円/60分です。
- 表記的には「24h超過後は通常料金が加算」の表記がありませんので、最大料金は繰り返し適用かと思われますが、念のため看板にある電話番号に確認を取ると安心できますね。
表記例その6:入庫後12h以内:最大 700円12hを過ぎると通常料金が加算
コインパーキング例6:「桟橋前」の表記
200円/60分(終日)
入庫後12h以内:最大 700円
12hを過ぎると通常料金が加算
「桟橋前」のチェックポイント
- このコインパーキングは「200円/60分(終日)」とあります。
(終日)とは「一日中」という意味ですので、「1日中1時間200円で駐車できますよ~」ということです。 - ここの場合も「入庫後12h以内:最大 700円」とあります。最大が「24h以内」ではなく、「12h以内」である点に注意が必要です。
- 更に「12hを過ぎると通常料金が加算」とありますから、ここにも注意して利用することが必要です。
(※上記の駐車場は架空のものです。)
「最大料金は繰返し適用」「24h超過後は通常料金が加算」「12hを過ぎると通常料金が加算」などの表記がないコインパーキングでの駐車料金多額請求トラブルが多発しています。面倒でも運営業者に電話確認することで駐車料金トラブルにあわないようににしましょう!
まとめ
- 「24時まで最大料金 1000円(平日のみ)」を「24hまで」と勘違いしない事!
- (平日のみ)には「土日祝」は当然含まれない。
- 「24h超過後は通常料金が加算」「12hを過ぎると通常料金が加算」の表記を見落とさない事!
- 「最大料金は繰返し適用」は、安心できるコインパーキング。
- 「デイタイム最大料金」「ナイトタイム最大料金」の設定があるコインパーキングもある。
- コインパーキングの「最大料金」には「4時間まで」「8時間まで」「12時間まで」などの『区間最大料金』「24時間まで」の『1日最大料金』などがあるので表示をよく見て駐車場を選びましょう。
- 「最大料金は繰返し適用」「24h超過後は通常料金が加算」「12hを過ぎると通常料金が加算」などの表記がないコインパーキングの場合は、面倒でも運営業者に電話確認することで駐車料金トラブルを回避できる!