資格を取りたいけど勉強する時間がないし、試験は難しそうだから無理とあきらめていませんか?資格の中には講習のみで取得できるものがあるんです!その一つが小規模ボイラー取扱者です!小規模ボイラー取扱者がどんな資格なのか?どこで受講できるのか?講習の内容はどんなものなのか?また何日間の講習で取得できるのかについてまとめてみました。
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資格が簡単に無試験で取れる? 講習のみで取れる小規模ボイラー取扱者ってどんな資格なの?
小規模ボイラー取扱者(=ボイラー取扱技能講習修了者)
そもそも「資格」ってなに?
- 「資格」=「身分や地位。また、そのために必要な条件。」(角川 最新国語辞典)とあります。
- 「ボイラー」を取り扱う場合、知識が無いものが取り扱うと爆発など重大な事故を起こす可能性が高い。
従って、小規模ボイラーであってもボイラー取扱技能講習修了者でなければ取り扱ってはならない訳です。 - ただし、「簡易ボイラー」については誰でも取り扱うことができます。
小規模ボイラー取扱者(=ボイラー取扱技能講習修了者) とは?
- 小規模ボイラー取扱者(=ボイラー取扱技能講習修了者)とは、小型ボイラー取扱業務特別教育を修了した人のことを言います。小規模ボイラー、または小型ボイラー・簡易ボイラーの取り扱いができます。ボイラー取扱技能講習修了者は講習を受けるだけでOK、ただし、ほぼ合格率100%の修了試験はあります。受験資格の制限はありません(特級・1級・2級ボイラー技士は試験に合格しなければなりません。) 。
小規模ボイラー取扱者(=ボイラー取扱技能講習修了者)は、小型ボイラーの操作、異常時の処置などの作業を取り扱う技術者の資格です。
- 労働安全衛生法施行令第20条第5号イ~ニの小規模ボイラーの取り扱いについては、ボイラー及び圧力容器安全規則第23条2項によりボイラー技士免許取得者、または都道府県労働局長登録の教習機関(日本ボイラー協会・各支部)が行う技能講習を修了したものでなければなりません。
- 取り扱うことができるものは「簡易ボイラー」「小型ボイラー」「小規模ボイラー」です。
小規模ボイラーってなに?
- イ 胴の内径750mm以下で、かつ、その長さが1300mm以下の蒸気ボイラー
- ロ 伝熱面積が3㎡以下の蒸気ボイラー
- ハ 伝熱面積が14㎡以下の温水ボイラー
- 二 伝熱面積が30㎡以下の貫流ボイラー
- (気水分離器を有するものにあっては、当該気水分離器の内径が400mm以下でかつ、その内容積が0.4立方メートル以下のものに限る。)
小規模ボイラー、数字で書かれてもわかりにくいぞ!
- クリーニング屋さんで使われる蒸気・温水供給に使う小規模ボイラー。
- 学校の給食室で使われる小規模ボイラー。
- 病院で使われる小規模ボイラー。
- ホテルや旅館などで使われる小規模ボイラー。
なるほど!そういう規模のボイラーが「小規模ボイラー」ということですね!
小規模ボイラー取扱者講習はどこでやってるの?講習内容・時間は?いくらかかるの?
社団法人 日本ボイラー協会が開催する講習会
小規模ボイラー取扱者講習の日程は?いつどこでやってるの?
- 講習日数 2日間
- 受講日 各支部で、定期的に実施されているようなので確認して下さい。
- 社団法人 日本ボイラー協会ホームページ URL=http://www.jbanet.or.jp/
- 日本ボイラー協会の各都道府県支部
- ボイラー取扱技能講習終了後、修了試験合格者に修了証が交付され、小規模ボイラーを取扱う事が出来るようになり、その後4ヶ月以上小規模ボイラーを取扱った経験のある者は、2級ボイラー技術者の受験資格が得られます。
- 小規模ボイラー取扱者(=ボイラー取扱技能講習修了者) の方は、講習を修了すれば誰でも取れる資格 特に制限無く誰でも受験が可能ですが取扱業務に従事出来るのは18歳以上になりますので、修了証は18歳になってから交付。
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小規模ボイラー取扱者講習の内容は?
- 関係法令 = 1時間(1日目)
- ボイラーの構造に関する知識 = 2時間(1日目)
- ボイラーの取扱いに関する知識 = 4時間(1日目)
- 点火及び燃焼に関する知識 = 3時間(2日目)
- 点検及び異常時に関する知識 = 4時間(2日目)
小規模ボイラー取扱者講習の料金は?いくらで資格が取れるの?
- 受講料(平成28年12月現在)
一人12,960円(税込み) - ボイラー取扱技能講習テキスト 1540円
- わかりやすいボイラー及び圧力容器安全規則 1350円
- ボイラー図鑑 1130円
- 申込み手続きは、申込書(一部30円)を近くの支部で購入し、所定事項を記入、写真2枚(タテ35㎜、ヨコ24㎜、上半身、正面、脱帽)、申込書に添付されている葉書に返信用切手(50円)を貼付て、申込と同時に受講票とテキストが渡されます。
- 受講当日は本人確認が実施されます。
- 本人確認のために、本人確認証明書(本籍地:都道府県のみの記載で可、氏名、現住所、生年月日が確認できる書面)が必要です。
- 本人確認証明書としては、「本籍記載の住民票」・「パスポート」・「自動車運転免許証+労働安全衛生法関係等各種免許証」などがあります。「
小規模ボイラー取扱者講習の申し込みはどうしたらいいの?
- まずは日本ボイラー協会の各支部のホームページで講習会の日程と受付中の講習会の日程を確認。
- 確認するのは「ボイラー取扱技能講習」の項目です。
- ※「ボイラー実技講習」ではありませんので間違えないようにしましょう。
- 申し込み方法①持参=直接日本ボイラー協会各支部に受講料・テキスト代を持参して申し込む方法。
- 申し込み方法②郵送=
- 申し込み方法③FAX=
- 申込書類は日本ボイラー協会各支部のホームページからPDFファイルをダウンロードできます。
- 照明写真サイズ=タテ30mmxヨコ25mm
- 証明写真の条件=「申請前6カ月以内に撮影した写真で、鮮明で変色の恐れの無いもの」「正面・無帽・上三分身(胸から上)、無背景であること。」
- この写真を申込書類の右上「写真貼り付け欄」に貼り付け。
3章 講習のみで取れる小規模ボイラー取扱者、2級ボイラー技士との違いは何?
ボイラーの規模によって資格のレベルが変わります。
ボイラー取扱についての法律は労働安全衛生法
- ボイラーの取り扱いは、労働安全衛生法という法律で定められています。
- まず、「ボイラーは、ボイラー技士の免許を受けた者でないと取り扱うことができない」と定められています。
- 「ボイラー取扱作業主任者は、特級、一級又は二級ボイラー技士免許を受けた者から選任しなければならない」と規定されています。
- ただし、次のボイラー(通称として、「小規模ボイラー」と呼ばれています)については、ボイラー技士のほかにボイラー取扱技能講習修了した者が取り扱うことができるとされています。先にも書きましたが以下のボイラーがそれにあたります。
胴の内径750mm以下で、かつ、その長さが1300mm以下の蒸気ボイラー
伝熱面積が3㎡以下の蒸気ボイラー
伝熱面積が14㎡以下の温水ボイラー
伝熱面積が30㎡以下の貫流ボイラー
(気水分離器を有するものにあっては、当該気水分離器の内径が400mm以下でかつ、その内容積が0.4立方メートル以下のものに限る。)
誰でも取り扱うことができるボイラーはあるの?
資格不要の「簡易ボイラー」とは?
- 「簡易ボイラー」は資格なしで誰でも取り扱うことができます。
- ゲージ圧力0.1MPa以下で使用する蒸気ボイラーで、厚生労働省令で定めるところにより算定した伝熱面積(以下「伝熱面積」という。)が0.5㎡以下のもの又は胴の内径が200mm以下で、かつ、その長さが400mm以下のもの。
- ゲージの圧力が0.3MPa以下で使用する蒸気ボイラーで、内容積が0.0003m3以下のもの。
- 伝熱面積が2m2以下の蒸気ボイラーで、大気に開放した内径が25mm以上の蒸気管を取り付けたもの又はゲージ圧力0.05MPa以下で、かつ内径が25mm以上のU形立管を蒸気部に取り付けたもの。
- ゲージ圧力0.1MPa以下の温水ボイラーで、伝熱面積が4m2以下のもの。
- ゲージ圧力1MPa以下で使用する貫流ボイラー(管寄せの内径が150mmを超える多管式のものを除く。)で、伝熱面積が5㎡以下のもの(気水分離器を有するものにあっては、当該気水分離器の内径が200mm以下で、その内容積が0.023以下のものに限る)。
- 原理・構造が簡単で取扱いが容易である。
小規模ボイラー取扱者(=ボイラー取扱技能講習修了者)
- 小規模ボイラー取扱者(=ボイラー取扱技能講習修了者) の方は、講習を修了すれば誰でも取れる資格で、小規模ボイラー、小型ボイラー、簡易ボイラーを取り扱うことが出来ますが、それ以外のボイラー(容量が大きなボイラー)の取扱は出来ません。
2級ボイラー技士の方は、全てのボイラーの取扱が出来、さらに一定規模のボイラーの取扱作業主任者になることが出来ます。2級ボイラー技士は、国家試験を受けて合格すれば取れます。
実際の仕事や就職活動に生かすには、2級ボイラー技士以上を取得しておくのが望ましいです。
まとめ
- 小規模ボイラー取扱者(=ボイラー取扱技能講習修了者) の方は、講習を修了すれば誰でも取れる資格。
- 小規模ボイラー取扱者(=ボイラー取扱技能講習修了者)とは、小型ボイラー取扱業務特別教育を修了した人のことを言います。小規模ボイラー、または小型ボイラー・簡易ボイラーの取り扱いができます。ボイラー取扱技能講習修了者は講習を受けるだけでOK、受験資格の制限はありません(特級・1級・2級ボイラー技士は試験に合格しなければなりません。)
- まずは日本ボイラー協会の各支部のホームページで講習会の日程と受付中の講習会の日程を確認。
- 確認するのは「ボイラー取扱技能講習」の項目です。
- ※「ボイラー実技講習」ではありませんので間違えないようにしましょう。
- 申し込み方法①持参=直接日本ボイラー協会各支部に受講料・テキスト代を持参して申し込む方法。
- 申し込み方法②郵送=
- 申し込み方法③FAX=
- 申込書類は日本ボイラー協会各支部のホームページからPDFファイルをダウンロードできます。
- 照明写真サイズ=タテ30mmxヨコ25mm
- 証明写真の条件=「申請前6カ月以内に撮影した写真で、鮮明で変色の恐れの無いもの」「正面・無帽・上三分身(胸から上)、無背景であること。」
- この写真を申込書類の右上「写真貼り付け欄」に貼り付け。
-
「ボイラー」を取り扱う場合、知識が無いものが取り扱うと爆発など重大な事故を起こす可能性が高い。
従って、小規模ボイラーであってもボイラー取扱技能講習修了者でなければ取り扱ってはなりません。 - 小規模ボイラー取扱者(=ボイラー取扱技能講習修了者) の方は、講習を修了すれば誰でも取れる資格 特に制限無く誰でも受験が可能ですが取扱業務に従事出来るのは18歳以上になりますので、修了証は18歳になってから交付。
- 実際の仕事や就職活動に生かすには、2級ボイラー技士以上を取得しておくのが望ましいでしょう。
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