キャンプでご飯を炊く!まず思い浮かべるのは「マキ」+「飯ごう」ですね!
しかし、マキで飯盒炊爨すると火力の調節が難しいし、飯盒に煤が付きますよね!そういう方にはガスストーブがおススメです。今回は丸型飯盒と小型ガスストーブを使ってご飯を炊く方法を簡単にまとめてみました!
キャンプで炊飯 飯盒にはそんな種類があるの?
「兵式飯ごう」と「丸型飯ごう」
- 「兵式飯ごう」 上から見ると「ソラマメ」みたいな形の飯ごうです。(4合まで炊けます。※写真の奥側の飯盒。)
- 「丸型飯ごう」 円筒形の飯ごうです。使わないときは食器の入れ物として使えるので便利です。(4合炊きと5号炊きがあります。)
飯ごうでご飯を炊くことを「飯盒炊爨(はんごうすいさん)」と言います。
丸型飯ごうでご飯を炊く方法!
まずは下準備!
※丸型飯ごうは4合炊きと5合炊きがあります。
今回は2合炊いてみました!
ちなみに、丸型飯盒だからと言って、兵式飯盒と特に炊き方が特に変わるわけではありません。
- 飯ごうの上ブタをはずして、中ブタを取り出します!
- 中ブタの縁のところまでお米を入れます!(これで2合です。)
- そして、米をとぐための水を入れます!
- ※4合炊く場合は、中蓋2杯分で4合になります。
- お米はおいしくいただくために、奇麗な水で丁寧に研ぎましょう!
- といだお米は、奇麗な水に30分つけておきます。(水をお米に浸透させます。)
- 飯ごう本体内側には2段の目盛りがついています。4号の場合は上の目盛りの高さに合うよう水の量を調節します。(2号の場合は下の目盛りまで)
ポイント
☆目盛りがわかりにくい場合は、お米の量の2割り増しの水を入れればOK☆
☆中ブタは入れずに、上ブタだけで飯ごうを閉じます☆
キャンプで炊飯 丸型飯盒とガスストーブでご飯を炊いてみよう!
お米を水につけてから30分経ったら炊飯開始です!
- 今回は小型のガスストーブを使用します。ガスの炎で炊く場合は、飯盒に煤がつかないという利点があります。
- また、つまみを回すことでガスの量をを調節できるので、火力の調節が簡単です!
- ただ、小型のガスストーブの場合、五徳も小さくなるので、飯盒を乗せると不安定という欠点があります。
- これは、写真のようなスチール製のファイヤーグリル(折りたたみの脚付き)を利用することで解決できます!
- 飯盒炊爨では沸騰した熱湯が吹きこぼれますので、吹きこぼれの受け皿として、ステンレス製のバットを使っています。ちなみにこのバットは100円ショップ(ダイソー)で購入したものです。
- 「バット」の上に「小型ガスストーブ」、その上に「ファイヤーグリル」をかけ、その上に丸型飯盒をのせて炊飯準備完了となります。
- 今回の炊飯では飯盒と蓋の間に「アルミホイル」をはさんでいます。標高の高いところなどでは有効な手段のようです。
- 薪と同様、20分くらいで炊き上がります!
- 沸騰すると蓋の隙間から「よだれ(吹きこぼれ)」が出てきます!
- 沸騰したら火力を弱めます。「は~じめちょろちょろ、なかぱっぱ!」
- 「よだれ」が出なくなったら「出来上がり」です!
上手に炊くポイント
火加減のポイントは、「はじめちょろちょろ~なかぱっぱ」
まず弱火で5分→中火で5分→強火で5分→とろ火で5分 計20分
最後の仕上げ!
- 飯ごうをガスストーブの上からはずして、飯盒をひっ繰り返します。※このとき蓋がはずれてご飯が飛び出さないように注意しましょう!耐熱の手袋があると安心です!軍手の場合は「綿100%」のものを使いましょう。(化学繊維混合の軍手は熱で溶けてやけどにつながる場合があります!)
- そして、逆さに置いたまま10分ほど蒸らします!
- 10分たったらひっくり返して蓋を外します。これで飯盒炊爨(はんごうすいさん)終了です!
- 美味しいご飯が炊けました!香ばしい「おこげ」も飯ごうでご飯を炊いた戦利品ですよ!おこげはお茶漬けなどにするとおいしくいただけますね。
- 今回の道具=丸型飯盒4号炊き、小型ガスストーブ、ファイヤーグリル 、ステンレス製バット、耐熱手袋
- 飯盒の中蓋の縁まででお米が2合。
- 水は、飯盒のメモリに従います。
- メモリが無い場合は、お米の高さ+20%のラインまで水を入れる。
- お米は炊飯前に30分水につける。
- 火加減のポイントは、「はじめちょろちょろ~なかぱっぱ」
- まず弱火で5分→中火で5分→強火で5分→とろ火で5分 計20分
- よだれがでなくなったら火から下ろす。
- 逆さにして10分蒸らして出来上がり。
- 水が冷たすぎるときは、飯盒ごとシャッフルしてお米を研ぎましょう。
- 飯盒の内側についた焦げは、消し炭、スポンジ+洗剤で取りましょう。
キャンプで炊飯 飯盒炊爨の必殺技とちょっとした裏技!
飯盒炊爨 米とぎの必殺技!
普通は飯盒に手を突っ込んでお米を研ぐのですが・・・
水が冷たい場合、お米を研ぐのは大変!冷たい水で手が痛くなってきます!
そんな時はこの必殺技です!
さて、どうするのか?・・こうするのだ!
お米と水を入れた飯ごうに蓋をして、そのままシャッフル!シャッフル!
これを何回か繰り返します!これで手も冷たくな~い! ただし、蓋はちゃんと押さえてシャッフルしてね。
飯ごうの内側に黒い焦げが媚びるつく場合があります、そこで必殺技!
これは飯ごう以外の、鍋やコッフェルなどにも使える技です!
一体どうするのか?
実は使い終わった炭「消し炭」を使うんです!
この「消し炭」でこすってやると焦げがとれやすいんです!
焦げを取るときやってはいけない事!
それは「スチールウール」「くしゃくしゃにしたアルミホイル」「刃物」や「ヘラ」などでゴシゴシこすること。これはダメ!
確かに取れやすいですが、飯盒の金属面に傷がついて、腐食の原因になってしまうのでやってはいけません!
消し炭をつかうか、洗剤をつけたスポンジでこすって取るようにしましょう!
ガスストーブの場合、巻きで炊いた時のように飯盒の表面にたくさん煤がつくようなことはありません。
ですので、炊飯後の後片付けが楽になります。