今年の啓蟄はいつ?何日?十六団子と田の神様の関係は?旬の食べ物にはどんなものがあるかな?
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二十四節気「啓蟄」はいつ?けいちつの期間は?
期間でいうと「啓蟄」から「春分」前日までが「啓蟄」!
啓蟄はいつごろ?
- 毎年、新暦の3月4日~3月8日ごろです。
2016年の啓蟄はいつ?
- カレンダーを見ると2016年の啓蟄は3月5日(土)
- 「期間」でいうと「啓蟄(けいちつ)」から「春分(しゅんぶん)」の前日までの期間が『啓蟄』です。
- 2016年の「啓蟄」は3月5日(土)です。
- ということは、3月5日(土)~3月19日(土)の間が、期間でいうところの『啓蟄』ということになりますね。
啓蟄の意味はなに?
- ところで「啓蟄」とはなんでしょうか?
- 日本には春夏秋冬という「四季」の他に二十四の「気」という季節があります。
- 「啓蟄」は「二十四節気(にじゅうしせっき)」のうちの「気」のひとつです。
- 旧暦では「立春」から1年が始まります。(旧暦=太陽太陰暦、日本では明治6年以降【太陽暦】を使用しています。これが新暦です。)
「啓蟄」の下に3つの「候(こう)」がある!
- さらに「気」の下に5日ごとに分けた3つの「候」という季節があります。
- 3x24=72 そうです、これが「七十二候(しちじゅうにこう)」です。
- 旧暦で暮らしていた時代に人々は「立春」を年の初めとし、「立春」からはじまる「二十四節気・七十二候」という季節の移ろいを感じとりながら生活をしていたのですね。
初候「蟄虫啓戸」
- 初候「蟄虫啓戸」(すごもりのむしとをひらく)
- 樹木の表皮の裏などで冬後森をしていた虫や様々な生き物たちが冬眠から目覚めて活動しだす頃です。
- この初候「蟄虫啓戸」は、毎年新暦の3月5日~3月9日ごろです。
次候「桃始笑」
- 次候「桃始笑」(ももはじめてわらう)
- 花が咲くことを、昔の人々は「笑う」と言っていたそうです。春を迎える喜びが伝わってくる表現ですね。梅の後に咲く「桃」のつぼみが膨らんできて、はじめて花が咲きだす頃です。
- この次候「桃始笑」は、毎年新暦の3月10日~3月14日ごろです。
末候「菜虫化蝶」
- 末候「菜虫化蝶」(なむしちょうとかす)
- 青虫からサナギとなって冬を越し、温かな春の日差しの下でサナギから羽化し、蝶となって春の空に飛び立つ頃です。
- 末候「菜虫化蝶」は、毎年新暦の3月15日~3月19日ごろです。
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「啓蟄」の時期の旬の食べ物はなにかな?
旬の野菜・旬の魚はなにかな?
旬の野菜「わらび」「ぜんまい」
- 子供のころによく近所の山へ採りにいった思い出があります。地方によって違いはありますので「わらび」「ぜんまい」の旬は3月~5月です。
- 「わらび」や「ぜんまい」はよく似た植物があるので注意することと、伸びすぎたものは茎が固いので良くありません。しっかり灰汁(あく)をぬいてから調理しましょう。
旬の野菜「新玉ねぎ」
- 「新玉ねぎ」は水分が多く甘みがあるので、サラダなどにして生で食べるとおいしいです。また血液をサラサラにする成分が含まれていることは皆さんもよく知るところでしょう。
- 玉ねぎを切ると目にしみて大変なことになりますが、その犯人は「硫化リアル」という成分ですが、この硫化リアルは胃の働きを活発にする成分なのだそうです。
旬の魚「鰆(サワラ)」
旬の魚「サヨリ」
- サヨリはお寿司のネタとして人気がある魚です。口が細長く、体系も細長い青魚です。秋から春にかけて、海面に釣りの仕掛けを投げると結構簡単に釣ることができます。
「啓蟄」の時期の行事といえばなにがあるかな?
「十六団子」って知ってるかな?
- 春になると山から「田の神様」が降りてきて、秋になって収穫が終わるとまた山へ帰って行かれます。
- この「田の神様」が山から下りてくる日が3月16日、山へ帰って行かれる日が11月16日とされていて、この日は田んぼへいってはいけない日とされています。
- この3月16日と11月16日には、「田の神様」へのおもてなしとして、16個のお団子を作って供えます。これが「十六団子」の風習です。
まとめ
- 「啓蟄」は「二十四節気(にじゅうしせっき)」のうちの「気」のひとつです。
- 2016年の「啓蟄」は3月5日(土)
- 期間でいうところの『啓蟄』は「啓蟄」から「春分」前日まで
- 初候「蟄虫啓戸」(すごもりのむしとをひらく)
- 次候「桃始笑」(ももはじめてわらう)
- 末候「菜虫化蝶」(なむしちょうとかす)
- 旬の野際には「わらび」「ぜんまい」「新玉ねぎ」、魚では「サワラ」「サヨリ」などがあります。
- 農村では3月16日と11月16日に「田の神様」へのおもてなしとして「十六団子」をお供えする風習があるそうです。
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