四季彩つうしん

二十四節季「雨水」はいつ?雛飾りはいつ出す?旬の食べ物はなに?

二十四節気の「雨水」とはいつでしょうか?桃の節句のひな飾りはいつ出すのがいいの?旬の野菜や魚にはどんなものがあるの!

スポンサードリンク

「雨水」には期間としての意味もある!

期間でいうと「雨水」から「啓蟄」前日までが「雨水」!

雨水はいつごろ?

2016年の雨水はいつ?

●カレンダーを見ると2016年の雨水は2月19日(金)
「期間」でいうと「雨水(うすい)」から「啓蟄(けいちつ)」の前日までの期間が『雨水』です。
2016年の「啓蟄」は3月5日(土)です。
ということは、2月19日(金)~3月4日(金)の間が、期間でいうところの『雨水』ということになりますね。
この「雨水」の日に「雛飾り」を出すのが良いとされています。

雨水の意味はなに?

●ところで「雨水」とはなんでしょうか?
日本には春夏秋冬という「四季」の他に二十四の「気」という季節があります。
「雨水」は「二十四節気(にじゅうしせっき)」のうちの「気」のひとつです。
旧暦=太陽太陰暦、日本では明治6年以降【太陽暦】を使用しています。これが新暦です。

「雨水」の下に3つの「候(こう)」がある!

●さらに「気」の下に5日ごとに分けた3つの「候」という季節があります。
3x24=72 そうです、これが「七十二候(しちじゅうにこう)」です。
旧暦で暮らしていた時代に人々は「立春」を年の初めとし、「立春」からはじまる「二十四節気・七十二候」という季節の移ろいを感じとりながら生活をしていたのですね。

初候「土脉潤起」

■初候「土脉潤起」(つちのしょううるおいおこる)

「冷たい雪から暖かい雨に変わり、その雨が降り注いで大地が潤い始め目覚める季節」
「脉」という字は「脈」という字の俗字だそうです。
この初候「土脉潤起 」は、毎年新暦の2月19日~2月23日ごろです。

次候「霞始靆」

■次候「霞始靆」(かすみはじめてたなびく)
「春霞(はるがすみ)がたなびきはじめる季節」「霞」というアイテムが加わり、さらに春らしい景色になってくる頃です。
ちなみに、「霞(かすみ)」という言葉は、気象学の用語にはないそうで、代わりに「靄(もや)」という言葉が用語として使われます。
気象学では「靄(もや)」⇒「霧(きり)」⇒「濃霧(のうむ)」の3つの用語を使います。
「靆」という漢字は「タイ」と読みます。
大修館書店の「新漢和辞典」によると、「①雲のさま→靉靆(アイタイ)②あきらかでないさま。」という意味と書かれています。
ここでの「靆」の意味は、「霞(かすみ)が横に長くなびく」という意味となります。
昼間は「霞(かすみ)」ですが、夜になると「朧(おぼろ)」と呼び名が変わるのが情緒があって良いですね。
この次候「霞始靆 」は、毎年新暦の2月24日~2月28日ごろです。

末候「草木萠動」

■末候「草木萠動」(そうもくめばえいずる)
「冬の寒さに耐えていた草木たちが、暖かな日差しによって芽吹き始める季節」です。
草木が芽吹き始めると、次は虫たちの出番!季節は二十四節気の「啓蟄(けいちつ)」へと移り変ってゆきます。
末候「草木萠動 」は、毎年新暦の3月1日~3月4日ごろです。

スポンサードリンク

「雨水」の時期の旬の食べ物はなにかな?

旬の野菜・旬の魚はなにかな?

旬の野菜「春キャベツ」

●春キャベツはやわらかいので、サラダやロールキャベツ、浅漬けなどがおいしいですよね。
特に「ロールキャベツ」は子供たちも大好きです!

旬の野菜「ブロッコリー/カリフラワー」

●昔、我が家の庭には「カリフラワー」が植えてあり、ちょうどこの時期に立派で真っ白な「カリフラワー」が「はやく食べてよ!」と僕の方を見ていた記憶があります。
ということで「ブロッコリー」と「カリフラワー」を旬の野菜として登場させてみました!
簡単な食べ方では「ブロッコリー」は茹でてマヨネーズをかけて、「カリフラワー」は油で炒めてマヨネーズをかけて食べるのがオススメです。

旬の魚「とびうお」

●海面を鳥のように飛ぶ魚が「トビウオ」です。
「トビウオ」は春から夏が旬の魚で、春に波間を飛ぶトビウオを「春とび」というそうです。
山陰地方(島根)では「トビウオ」のことを「あご」と呼びます。(サメのことは「わに」と呼びます。)
この「あご」でダシをとる「あごだし」はとてもおいしかったのをよく覚えています。

旬の魚介「はまぐり」

●「蛤(はまぐり)」は慶事(特に結婚式)でよく見かける貝です。
これは「蛤」の2枚の貝がらを合わせるとき、元々1つの個体だった蛤の貝殻同士でないと、絶対にピッタリ合わないので夫婦どうし仲睦まじいことと重ねて結婚式の料理に使われるようになったそうです。
また、「蛤」の旬は春のこの時期で、桃の節句(雛祭り)の時にも料理として出されます。

「三寒四温(さんかんしおん)」ってどういうこと?

「三寒四温」は読んで字のごとし

三寒四温(さんかんしおん)とは上手く言ったものです!
寒い冬のような日が三日ほど続くと、その後四日ほど暖かい日が続きます。
この「三寒四温」を何度も繰り返し、やがて季節は本格的な春を迎えます。
農耕はこのころから始めるのが良いとされ、各地で「野焼き」など農耕の準備が始まります。

まとめ

スポンサードリンク
モバイルバージョンを終了